農作業メモ

 平成25年産コシヒカリ 1等米比率79.44%
 (JAくろべ管内11月20日現在)

気象経過

 今年の気象経過は、5月~6月の平均気温は平年並み、降水量は少なめでした。7月頃より気温が高めに推移し、特に8月9日~19日が記録的な高温となりました。コシヒカリの出穂期は8月1日(平年8月5日)で、田植え時期の繰り下げに取り組んだ平成15年以降では、最も出穂期が早まりました。














作況および品質結果

 富山県における平成25年産水稲の作柄(10月15日現在)は、作況指数102で、10aあたりの収量は546KGとなりました。県内の1等米比率(10月末現在)は、コシヒカリ64.4%、てんたかく84.4%、うるち全体は68.2%でした。
 当JA管内では11月20日現在で、コシヒカリ79.4%、てんたかく60.9%、てんこもり93.3%となりました。
 特にコシヒカリでは白未熟粒の発生が多くみられました。今年は、8月上中旬が高温で推移し、特に8月9日~ 19日が記録的な高温となりました。白未熟粒の発生に影響を及ぼす出穂後20日間の平均気温は27.2℃で、平成22年(27.5℃)に匹敵する高温となり、このような高温条件下での登熟によってでんぷんの蓄積が抑えられ白未熟粒が発生したと考えられます。

次年度に向けて

 今年度は、出穂後20日間の平均気温が27.2℃と近年に比べ高温で推移したことが品質に大きな影響を及ぼしました。しかしながら、平成15年以降の県の調査では、5月1日植えより15日植えの方が整粒歩合が高い結果が出ており、次年度についても高温期の登熟を避けるために引き続き5月15日を中心とした田植え時期の繰り下げを実施しましょう。出穂期が早い場合に整粒歩合が低い傾向がありますので、早生・晩生品種を導入するなど作期を分散し、出穂期の繰り下げや適期刈取りを徹底しましょう。








 



ページのトップへ戻る

JAからのお知らせ






「みずほ」 No.475
平成25年12月
発行:黒部農業協同組合
〒938-0042
富山県黒部市天神新210-1
TEL(0765)54-2050
FAX(0765)54-4334
編集:みずほ編集委員会