農作業メモ

平成28年産米生産数量目標配分決まる
1月25日に「黒部市農業再生協議会臨時総会」が開催され、
28年産米生産数量目標の各地区への配分が決定しました。

国→富山県への生産数量目標

 国が示した28年産米の生産数量目標は、約743万トンで昨年と比較すると約8万トン減という数量となりました。
 そのうち富山県へ示された生産数量目標は18万3、672トンで昨年より1、978トン減少という数量となりました。減少率で表すと1・1%の減少となります。

県→黒部市への生産数量目標
県の生産数量目標が減少したことにともない、黒部市へは、昨年実績よりも95トン少ない8790・544トンが示されました。この減少分を面積に換算すると11ヘクタール程になります。(表①)
 県から市町村への配分は平成23年産以降、全市町村一律に算定され配分されています。
 平成27年産米の市町村別の生産数量目標(権利移動による市町村間調整後)に、県全体の生産数量目標の増減率1・1%を乗じて算定されました。



市内各地区への配分

 市内各地区への生産数量目標の配分は、黒部市農業再生協議会にて協議がかさねられ、また、1月20日には、代表生産組合長並びに各地区水田農業推進会議代表者を集めた会議が開催され、目標配分内容が1月25日の臨時総会で決定されました。(表②)



配分方針
 平成28年産米の県別生産数量の配分については、昨年と比較して約1・1%減となりました。市内各地区への配分にあたっては、従来の水田面積に応じた1律配分とします。また、作付目標面積については生産数量目標を地域ごとの配分基準単収で除した面積となります。
 平成26年度以降の生産数量目標の配分における旧黒部市と旧宇奈月町との格差解消については①市町村合併がされて相当年月が経過していること。②不公平を解消する必要があること。③一方で旧宇奈月町の営農計画に配慮すべきこと。により26年から転作率の差を段階的に縮小させていき、28年に差を解消することが提案され、承認されています。平成28年産米の生産数量目標配分においては、過去の旧黒部市と旧宇奈月町の転作率の差が1・2%であったことから、平成26年度より毎年0・4%ずつ縮小してきており、28年度は0・0%になるよう調整され、差が解消されました。

基準単収

 国・県・市レベルで示される生産目標は、作ってもよい米(販売米や自家飯米、縁故米などを含めたもの)の数量で表されています。
 それを各地区・各生産者へ実際に配分するにあたっては、数量だけではなく、数量を基準単収でわりかえした面積もあわせて行います。㎏やトンなどの重量だけでは分かり難いので、面積(アール)でも配分するわけです。
 そのため、基準単収を10アール当たり何㎏に設定するのかで、作付目標面積(水稲を植えてもいい上限面積)が変動するのです。 基準単収はこれまで同様、農業共済組合の水稲共済基準単収をもとに、見直しをかけたものを使うこととなりました。(表③)
 この基準単収を使って市の生産数量目標をわりかえすと、市の作付目標面積は1616㌶ほどと算出されます。転作率で表すと36・6%(昨年当初目標36・0%)となります。
※平成26年度より直播の減収設定はしないこととなりました。





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「みずほ」 No.501
平成28年2月
発行:黒部市農業協同組合
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