新年のごあいさつ

営農と向き合い、良質なサービスの提供を

 代表理事組合長
   福島 孝

 新年明けましておめでとうございます。
 ご家族お揃いで新春をお迎えのことと心よりお慶び申し上げます。
 平素から農協事業にご理解とご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
 昨年4月、農協法の改正に伴って、私ども農協には農業者の所得増大と地域の活性化に向けた事業展開と、組織・事業・経営の革新、自己改革がより一層求められることとなりました。営農指導事業や信用事業など各事業をめぐって事業基盤の強化が求められています。
 一方、信用事業の利鞘縮小、共済保有高の減少、米の良食味志向と産地間の価格競争の激化など、ともに厳しい情勢が続いています。
 こうした中、農家組合員の営農と向き合って、地域社会への良質なサービスの提供が喫緊の課題となっています。
 本年は、新たに策定する第1次中期3カ年計画と地域農業振興計画に、農協が取り組むべき具体策を盛り込み、組合員・利用者の皆様と一体となって事業を進めてまいりますので、特段のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 本年が皆様にとって素晴らしい1年となりますようご祈念申し上げますとともに、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。



JAくろべ青壮年部
 部長 宮﨑 伸雄

 新年明けましておめでとうございます。組合員の皆様方には健やかに年の幕開けをお迎えのことと存じます。また日頃、JAくろべ青壮年部の活動に温かいご支援とご理解を賜り厚く御礼申し上げます。
 昨年を振り返りますと、11月に行われた「規制改革推進会議農業WG」では、農協改革に関する意見が発表され、その発表を受け、JAグループでは「JA自己改革等に関する与党との緊急集会」が開催され、自民党のニ階幹事長はJAグループなど農業関係者の意見を十分聞いたうえで実現可能な方向に踏み出していくことが大切だと強調しています。TPPでは、11月8日の米国大統領選で、TPP反対を掲げるトランプ氏が当選を果たしました。ビデオ声明では、今年の1月20日の就任初日にTPPから各国に離脱する意思を通知する方針を示しています。12月9日には、参議院本会議においてTPP承認及び関連法案が可決・成立しました。生産現場では、TPPの再交渉や日米のFTAによってさらなる譲歩が強いられるのではないかと不安が広がっています。
 こうした中、当青壮年部においては、「食農教育」の必要性を考え、昭和63年より体験学習田の取り組みを黒部市内の小学校と連携しながら行っています。昨年は、8校の小学校にて実施し、そのうちの4校は、バケツ稲作に取り組んでいます。地元の農産物を食べるだけではなく、種を播き、育てるところから農業を知ってもらい、食を支える農業の大切さや役割について学んでもらうことを目的としており、農業に触れ合う機会が少なくなる中、このような取り組みを通じて、「食」に対する正しい知識や能力、地域農業の理解を深めてもらいたいと考えています。
 農業情勢は依然として不透明であり、厳しい状況が続くと思われます。しかし、JA青年組織は日本農業の担い手として地域農業の振興を図り、農業の先駆者として実践する組織です。今後も、盟友の結束力を高め、あすの担い手を育成することを目標に地域・関係機関の皆様と協力しながら一歩一歩頑張っていきたいと思います。
 本年も皆様にとって良き年になるようご祈念申し上げますとともに、一層のご協力とご鞭撻をお願いし、新年の挨拶といたします。



JAくろべ女性部
部長 髙本 一惠
  
 新年明けましておめでとうございます。
 皆様には初春、今年こそはと夢の実現に心をおどらせていらっしゃることと思います。
 昨年を振り返ると、女性部には沢山の活動がありました。黒部市のイベントの応援、黒部川・水のコンサート&フェスティバル、名水マラソン、くろべ食堂、県の帰農塾そして農業祭(合併第1回)、女性部独自の活動に奮闘し、沢山の方々の協力で忙しくも楽しい行事を終えました。
 黒部のマダム達の経験豊かな料理は素晴らしい。さすがベテラン主婦の皆さんだと脱帽でした。自分達の活動を褒めるのは、いちのバカと昔から言いますが、本当にすごい。いちのバカと言われてもいいのです。心から感謝いたしました。 
 さて、「未来の子供達のために、何を残し、何をなすべきか」というのが女性部のテーマです。そして農業と美しい農村を守ること、「食は生命 、子どもは宝」です。
 黒部市には新幹線ができ、美しい農村風景があります。沢山の方々に来てほしいと思います。これからが勝負なのではないでしょうか。
 人も町も見られることによってドレスアップすると学びました。
 田んぼに水がはられ田植えをする。苗がすくすくと育って風にゆられダンスする。山の緑の木々が水面に映る風景は、息をのむ美しさです。豆畑、麦、ネギ、秋の実りの黄金色はまた美しい。こんな素晴らしい黒部市です。
 JA県女性協では、イギリス、フランス、イタリア、スペインへ研修に行き農家民宿を体験してきました。ヨーロッパでは美しい農村がしっかりと国で保たれた観光地となっています。
 そして、ヨーロッパでは100年かけて美しい農村風景を作ったと言われています。家の外壁はなるべく白、クリーム色にする。山々の緑に白色は美しい。日本の蔵造りの白壁と板戸もいいものです。黒部市の農村と街並みの外壁を見てみよう。美しいかそうじゃないか、改めて考えることによって富山県の中で一番に輝くと思います。農業にはたくさんの夢があります。未来の子供達のためにも美しい家々と農村風景を未来に残したいものです。
 今年も皆様の温かい応援とご協力と、皆様のご健康とご幸福を願いまして、ご挨拶といたします。


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「みずほ」 No.512
平成29年1月
発行:黒部市農業協同組合
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