新年のごあいさつ

営農とくらしを支援し、良質なサービスの提供を

代表理事組合長 福島 孝

 新年あけましておめでとうございます。ご家族お揃いで新春をお迎えのことと心よりお慶び申し上げます。また、平素から農協事業にご理解とご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
 昨年の日本経済は、政府が「緩やかな回復基調」「一部に弱さもみられる」と認識を示した通り、消費税増税後の大きな落ち込みからなかなか抜け出せず、持ち直しに向けた動きが強まることなく、停滞気味に推移した年でした。その後、新たな「3本の矢」の政策で全ての人が活躍できる「1億総活躍社会」を目指すと打ち出したところです。
 一方、農業環境は、昨年10月のTPP交渉で、米輸入の特別枠の創設や牛肉・豚肉の関税の大幅引き下げなど、農産物市場アクセスを含めた全ての分野で大筋合意いたしました。今後、TPP大筋合意による国内農業への打撃を抑えきれるかどうかは不透明で、農家から不安や不満が出るのは避けられない状況となっています。
 また、農協経営においては、正組合員の減少などによる組織基盤の脆弱化が大きな課題となっており、事業取扱高・事業総利益の減少に歯止めがかからず、今後も厳しい状況が続くものと想定されます。さらに、政府はJAグループに対し農協改革を強く要請し、本年4月には「農協法等の一部を改正する等の法律」が施行されます。
 こうした経済情勢、農業環境の下、本年2月に黒部市内1JAとして「黒部市農業協同組合」がスタートを切ります。
 農協には、農業者の所得増大と安全・安心な農畜産物の生産、供給に成果を上げることと、あわせて地域の活性化に取組むことが求められており、新JAの基本目標には、合併の目的「組合員の営農とくらしの支援、良質なサービスの提供」と第46回JA富山県大会の決議「元気な富山県農業の創造とJA自己改革の実践」を掲げ、組合員・利用者の皆様と1体となって事業を進めてまいります。
 特段のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 本年が皆様にとって素晴らしい1年となりますようご祈念申し上げますとともに、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。











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「みずほ」 No.500
平成28年1月
発行:黒部農業協同組合
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